ロシア横断の旅 ~ウラジオストク(3)~
2018.3.2.
晴れの極東
この日は快晴!昨日持って帰ったキムチチャーハンを昼食に食べ、街に出発!
昨日行った観光地にも寄りながら鷲の巣展望台に向かいます。
▲日陰に入ると寒い!
▲ウラジオストクの象徴
▲昨日は見えなかった部分も今日はよく見えます。
▲黄金橋
ケーブルカー乗り場に着きました!ここまで来る坂もかなり急でしんどかったです。
▲かわいい駅舎
▲かわいい切符
地球の歩き方では運賃は11pと書いてありましたが14pでした。切符はレトロなデザインで良い記念になります^^
▲乗る!
▲ぶいーん
ケーブルカーを下りたら向かって右の地下道を抜けて歩道橋を渡ったら展望台に到着です。
▲右の階段を上ります
ついた!さっき下を通った黄金橋を上から望めます。夜になると街の明かりと橋を渡る自動車の軌跡が綺麗なんだろうな。惜しい。
▲雪だるまがウラジオストクの街を眺める
▲愛のカギ(?)。観光地はどこも同じなんだな
ここは国内外問わず観光客しかいなさそうだからなんだか安心。みんな友達連れとか家族とか、1人ってさみしい。
ウラジオストクの名所なのに何もないな、うろうろ。楽しそうな女の子達を発見。
▲キャッキャウフフしたい
なるほど高台から足を放り出してインスタ映えってやつだな!ネットで見たことある!女の子達は1人ずつ代わる代わるインスタ映えしてゆく。
▲実は下は3mくらいしかない
いいなあうへへ。普段は内弁慶だがここには2度と来れないかもしれないので後悔したくない!!圧倒的コミュ力で「同じ構図で撮ってくれ!」と頼めました。満足。
韓国のイケイケガールズはイケイケOLガールズのようだ。記念に私も入れて皆で写真を撮ってくれたが「あとで送ってくれ」とは言えず。コミュ力使い果たした。少しだったけど一緒にキャッキャできて幸せでした。
あばよウラジオストク
19時の列車に乗るためにホステルに戻って荷造りします。朝頼んでおいた洗濯物を受け取ったりシャワーを浴びたりして、発車時刻の1時間前にチェックアウトして駅に向かいまいした。
少し歩きだしたところで1人の男に「手伝いましょうか?」と声を掛けられました。英語だったので話を聞いてしまい、気づけばあれよあれよとスーツケースを取られていました......
「パスポート貸してよ」とか言ってきて明らかに怪しいので言葉で抵抗したりスーツケースを引っ張ったりしましたが相手が全く引かないまま30分経ってしまい、このままでは列車に間に合わないと思い、スーツケース持たせて駅近くの人通りのある場所まで歩かせてから強めに言って開放してもらいました。結局いい人か悪い人か分からなかったけど手とか髪とかキスされてこの旅行で一番気持ち悪い思い出となりました。女性1人は舐められます、日本にいないタイプの変な人がいます、お気を付けて。あー、思い出しても最悪。
そこから駅まで早歩きしてホームに下り、自分の車両を探して走りました。氷で滑って転んだけど、手を差し伸べてくれる男性がいたのでウラジオストクの嫌な男はさっきの人だけだと思いたい。
ウラジオストク駅のホームは駅舎に入らなくても駅の横から入ることができます。駅舎に入ると荷物と身体検査があるので直接行ったほうがよさそうです。
ここでウラジオストクは終わりです。使わなかった写真を少し載せておきます。
▲オケアン通り。奥に中央広場の像と海が見えます。
▲アドミラーラ・フォーキナー通り。メインストリートっぽい。
▲駐車場がほとんどないので基本は路駐。三叉路のど真ん中にも路駐。
▲ホステルにあったデリバリーのチラシ。こういうのカリフォルニアロールって言うんだっけ。
▲街のハト達。
▲もういっこ行ったミリタリーショップ。プーチンTシャツ欲しかったけど無かった。
下手な文章ですが読んでいただきありがとうございます。次回はシベリア鉄道内での出来事を書いていきたいと思います。
ロシア横断の旅 ~ウラジオストク(2)~
2018.3.1.
白い街
この日はあいにくの雪。でも明日には鉄道に乗らなくてはいけないのでウラジオストクの観光地を巡るために朝から出かけます。
気温はー2℃でそんなに寒くなかったのですが、雪はサラサラのパウダー状、片栗粉に近い。主要な通りの歩道の雪は職員(?)の方々がスコップで払って除雪していました。
▲変わった除雪の仕方
スヴェトランスカヤ通りを東に歩いていきます。
ロシアの街中にはキオスクがたくさんあります。箱の内側に商品が隙間なく並べられて、客は小さな窓口から欲しいものを言って取ってもらって購入します。安全だし寒くないし良い労働環境ですね。
▲ここの商品は雑誌かな?
▲中央広場
通り沿いにあったミリタリーショップ。悪天候により客は私だけ。ウラジオストクは日本語に訳すると”東方征服”。軍港の街なので海軍っぽい縞々のTシャツがたくさん。ロシア人はこれにウォッカ入れて飲むんかな......とか考えながらスキットルを購入。
▲マリンスタイル
▲☆マークが目印
ニコライ二世凱旋門まで来ました。展望台まで行く予定だったけど視界が真っ白なのでここで引き返します。海岸沿いをうろうろ。
▲小さめの凱旋門
▲潜水艦C-56博物館
▲歩道の横に線路
▲こんにちは
アドミラーラ・フォーキナー通りを西に歩きます。
▲雪は止まない
▲武器屋?
▲ラーメン屋がある
途中でドゥグァ・グルジナで昼食休憩。世界の歩き方に載っています。メニュー見てもよくわからんので適当に。料理名の横に食材が書かれているのでそれを頼りに注文。
▲壁画がイイ感じ
この国のスープは具沢山、味噌汁とかコーンスープのノリで頼むとおなか一杯になる。レモネードは何とも言えぬ不思議なフレーバー。価格はリーズナブルでした。
▲スープとサラダとレモネード
そして吹雪へ
さらに西に歩いていきます。
▲遊園地はお休み
ウラジオストク要塞博物館を探して歩いたけどなかなか見つからない。Googleマップ見ても入り口までは教えてくれないので公衆トイレの前で雪だるまを作っていたお兄さんに道を尋ねました。水族館の隣の階段を上った先にに小さな看板を出していました。
▲”МУЗЕЙ(博物館)”の文字
▲チケットいえーい
▲どこを狙ってる?日本?
▲雪積もっててよく見えない
▲雑な展示
最初から客は誰もいなかったんだけど、ここらへんから本格的に吹雪き始めてやば寒かったのでホステルに帰ります。
明日鉄道に持ち込む食料を調達しにコンビニに寄ります。ウラジオストクだと日本や韓国の商品が売られているのをよく見ます。
▲輸入品は高い
▲キムチは韓国製じゃないのね
▲ONIGIRI
▲ロシア人はカップ焼きそばに400円出せるのか
シベリアの北朝鮮
世界の歩き方でピョンヤンという北朝鮮料理のレストランがあるのを知った。北朝鮮直営?店員が美人?気になる。こんな経験はロシアか中国じゃないとできない。
ホテルで体を休め、日が暮れたころに出発。ピョンヤンは街の中心から離れているのでバスで向かいます。ウラジオストク駅前のバス停にGO。あらかじめ調べていたバスの番号と同じものに乗車。完璧。やあお姉さん、このバスはカザンスキー・フラムに行くかい?え?行かない?
どうやら反対方向のバスに乗ってしまったらしい。日本とは車線が逆なのをすっかり忘れていた。うっかりさんめ。お姉さんにお礼を言って次のバス停で降りる。運賃は一律23p。お姉さん可愛かったな。ロシアは外を歩いてるだけで芸能人ばりの美人さんとすれ違う。
次はちゃんと右車線のバス停で待ちます。時刻表の読み方がわからないけど来るまで待てばいい。
▲始発と最終しかわからなかった
少し待って60番のバスに乗った。すかさず近くにいた女性に行き先が合っているか聞いてみる。今度は合ってました。よかった。
私が降りる場所の近くになったら女性が肩をたたいて教えてくれました。皆さん優しいですね!こうしてたどり着くことができました。ピョンヤンはКазанский Храм乗降所のすぐ前にあります。
周りは建物も少ない中、兵士の石像があってネオンが光っており、ちょっとビビッて足踏みしてしまったけど来たからには入るぞ。
▲あやしい雰囲気
中に入るとそこは桃源郷......の壁画と小鳥のさえずりBGM。チマチョゴリを着たすっごく美人のお姉さんに案内されて席に座ります。メニューは朝鮮語・英語・ロシア語・日本語表記で親切。牛焼肉とキムチチャーハン、コーラを頼んで、店内を観察します。お姉さんが2人、先ほどの美人のお姉さんが若くて可愛いお姉さんに仕事を教えているようだった。近くには朝鮮語を話す4人のおじさん達。このうちの1人がすごく偉そうにしてたからきっと偉いのだろう。この人が何か言うたびにお姉さんたちがウフフと笑う。北朝鮮には喜び組っていう美人お姉さん集団がいるのを思い出した。お姉さんたちが歌謡曲をアコースティックギターで弾き語りし始めた。うーんいい声、うっとりします。でも朝鮮おじさんが大きな声で合いの手を入れるのが下品で嫌だった。
料理は普通においしかった。普通に普通。キムチチャーハンも大して辛くなく、ちょうどいい。ただ量が多かったのでパックに入れてもらって持ち帰りました。
お姉さんの写真撮りたかったけど勝手に撮ったら怖い人に連れ去られて存在ごと消されるんじゃないかとかビビりっぱなしだったので店内の写真はあまり撮ってません。会計の時に勇気を出して記念撮影を頼んでみたけどやはり断られてしまいましたがチップはしっかり受け取られました。ロシアにチップの文化は無いのか、チップを渡そうとして受け取ってもらえたのは後にも先にもこの時だけ。近くて遠い国、北朝鮮の謎は深まる。
▲日本の定食屋みたいな味
優しさに言語の壁はない!
この後再びバスで帰るべくバス停に行きました。もう結構夜遅いけどバスあるかな?と思い、バスを待っているおばさんに聞いてみます。おばさんも駅行きのバスを待っているそうなので一緒に待つことにしました。なかなか来ない。夜だし仕方ないのかな、と思い、1人じゃないので根気よく待ちます。夜はさすがに寒く、足の感覚が無くなっていくのでバス停の周りをぐるぐる歩き回り続ける。タクシーが停まって乗れと言われたりもしたが節約したいので断ります。おばさんが追っ払ってくれました。
あ!来た!おばさんがバスに手を振りますがなんとバスは私たちを無視!なるほど、早く仕事を終えて帰りたいというわけか。日本ならありえないがここはロシア、驚きません。おばさんはすごく怒りだしてすぐに通りがかった車をヒッチハイクしました。「あんたも乗りなさい!」的な感じだったのでお言葉に甘えて。本当は女1人旅でヒッチハイクなんて絶対避けるべきですが、この1時間で苦労を共にしたおばさんを信用して乗っちゃいます。この先バスが来るかどうかも分からず1人で残されても困るので。
乗せてくれたのは若い男性3人組、普通車の車内はぎゅうぎゅうでしたが暖かくて、彼らが何を言っているかは分からなかったけど優しさを感じられました。簡単なロシア語を会話帳を見ながらどうにか話すことはできても、話しかけられたことは何1つ分からないので黙って外を眺めていました。車が走っている間、おばさんはずっとマシンガントーク。おそらくバスへのヘイトを放出していたのでしょう。
駅にはすぐに着き、「はやく降りて!」と急かされるのでお礼はろくに言えずじまいでした。おばさんと別れを告げ、ホステルに帰ります。昨日に引き続き、この日もどっと疲れたけどなんだかちょっといい経験をしたなと思いました。
ロシア横断の旅 ~ウラジオストク(1)~
2018.2.28
出国前にピンチ!
初めての成田空港でウキウキだけど、広すぎ!田舎者はいきなりピンチ!そういえば1人で空港利用するのは初めて。でも大丈夫、心配性なので空港内マップのPDFを事前にダウンロードしてシュミレーション済みである。
エアロフロートのセルフチェックの機械にクレジットカードを入れて......あれ?お前の予約は存在しないって?おかしいな、まあいいか、カウンターでやればいいし。機械のキャンセルボタンを押す。しかしクレジットカードが返ってこない。しかし魔物はこれごときでは焦らない。ここは日本だからスタッフのお姉さんを呼んで解決だ。
気を取り直してカウンターでチェックイン、すました顔でパスポートを見せる。ここまでで既に空港についてからだいぶ時間が経っている。大丈夫かな......と心配しながら待ってたら再び、お前の予約は存在しないと宣告を受ける。絶望。「そんなはずはない!」と予約確認書のコピーを見せる。「ああこれ、オーロラ航空ですね。」
私は紛れもなくエアロフロートの公式サイトで予約したのだ。どうやら運営と運航が違うとかどうとか説明されたが、難しくて偏差値が3の私にはよくわからない。とにかく急がないと!馬鹿だからフライトの1時間ちょっと前に空港に到着するバスで来ていて、この時点で残り10分前になっていました。荷物が規定より重かったけど見過ごしてもらい、持ってきた円をドルに換金してダッシュ!かなりギリギリだけど間に合った!
かわいい飛行機
ウラジオストクまで乗るのはこのプロペラ機!小さっ!
昔に沖縄に行くときに乗ったやつでさえもっと大きかった気がする。
▲機体は人の高さほど
機内に入ると、乗客もCAもみんなロシア人(?)。知らない言語が飛び交っています。旅はもう始まっているのだと感じさせられます。
▲読めない
▲今乗ってるやつだ!
3時間ほどで到着。実家に帰るのと同じくらいの時間。
飛行機から降りてすぐに肌寒さを感じる。北に来たんだなあ。
▲ウラジオストク空港
空港にて
空港で入国して荷物を受け取ったらまず携帯会社を探しました。スマホ使えるようにしないとこの旅は詰む。下調べ済みのBeelineを発見。先客のおじさんがいたので後ろで待っていると、おじさんは日本人だったらしく私に気づいて話しかけてきた。シベリア鉄道を走破しますと言ったらえらく感心してくれたが、チケットを予約してないのは悪手だと言われた。なんか不安になってきた。
▲「旅行ですか」と聞いたら「出張だよ、旅行なんてしてみたいよ」と返された
このおじさんがクレカで決済しようとして断られていたので換金所へGO。入国したらまずルーブルを手に入れるのだと学んだ。日本でもロシアでも、円⇔ルーブルの換金はできない(銀行に行けばできるかもしれないけど)ので日本で一度ドルにして、ロシアでそのドルをルーブルに換金します。これ重要。
「モスクワでも使えるやつありますか」と聞いたら通信量10GBのSIMカード指されたからそれを購入。ロシア全土を移動するので全国で使えないと困るからね。価格は600р、レートは1p=2円ほどだったので1200円くらい。安い。
空港からウラジオストク中心街まではバスの予定だったけどタクシーの運ちゃんがあまりにもしつこいから乗ってしまった。押しに弱い。
ウラジオストクで2泊するのはこちらのウラド・マリン・イン。この旅行の下調べにおいて宿選びにはかなり時間をかけ、立地・清潔・信用・価格の全てを考慮して最も優れたものを選び抜いております。最も重要なのは従業員が英語を使えること。
このホステルは悪くなかったけど、正面にかなり急な坂があるのは失念していた。体力がカスだから外出するたびに苦労した。出国の時点でスーツケースは20kgを超えていたので、この坂を登り、さらに玄関のある2階までたどり着く頃にはすでにこの旅の厳しさをひしひしと感じていた。
▲外観はとてもかわいい
なんかもう初日からてんやわんやで寝たかったけど、来る前に自分が作ったドSスケジュールがあるのでチェックインしてすぐお出かけします。まだ午後3時、私の体力では1日は長すぎる。実はウラジオストクの時間は日本より1時間早い。日本より西にあるくせに日本より早く1日を迎えるのです、なんて生意気なんだ。今日は25時間というわけです。
ウラジオストク駅
本日の残りのミッションは2日後に乗るシベリア鉄道のチケットを入手すること。ホステルから歩いて10分くらい。
▲右の白い建物がシベリア鉄道の駅。左のは空港行きの駅。
▲イイ感じ
下調べは入念にしていたつもりだけどチケット売り場の場所は調べてもよくわからなかった。よくわかんないものは聞いてしまえばいい。適当に駅員っぽいおばさんに聞いてみる。「グジェカーッサ(チケット売り場はどこですか)」この旅においてこの台詞はかなり使った。詳しくはひとり歩きの会話帳ロシア語116ページを参照。ちなみにこの会話帳めっちゃよかったです。おばさんはすごく怒った様子で、階段まで案内してくれました。降りろってことらしい。サンキュー!
階段を下りてみたけどそこにはトイレしか見当たりません、困りました。近くにいた男性が「チケット売り場ならトイレに行くといい(ロシア語脳内補完)」と教えてくれました。ほんまかいなと思ってトイレに行くと奥で通り抜けれるようになっていて、チケット売り場にたどり着けました。初見殺しマップ。
英語が通じないという情報だけはしつこく目にしていたので、欲しいチケットの日時と乗降地と車両の種類をロシア語で書いたメモを日本で書いてきました。やはりロシア語で話しかけてくるのでよくわからんけど「ダー(はい)」を連呼してたら買えました。
ウラジオストク発イルクーツク着のロシア号2等車。ネットで見たときより3000pは安い5384.6p(約1万円)でした。直前割引とかあるのかな?
▲提示した条件と違っていることはこの時はまだ知る由もなかった
迷宮ダンジョンから脱出した後は街を散策。位置的にはほぼアジアですがそこはヨーロッパの情緒です。初めてのヨーロッパ。うきうきして裏路地の本屋さん、ネヴェリスコイに寄ってみました。おしゃれ本屋さんでしたが当然ロシア語なので店のおじさんと少しお話して帰宅。ウラジオストクのお店はウラジオ.comというサイトで詳しく調べられるので便利です。
▲相当わかりづらい場所にある
▲はえー( ゚д゚)
▲アドミラーラ・フォーキナー通り
最初のご飯
そういえばお昼ごはん食べるの忘れてた。ロシア最初のご飯はアドミラーラ・フォーキナー通りにある海鮮レストランでディナー♪
案内されて席に着くとメニューを渡されましたが朝鮮語でした。意識してみれば街の観光客に韓国人が多いことに気づきます。すぐお隣だからね。メニューは英語のものに交換してもらいました。
カニのボイルとボルシチとオレンジティーを注文!カニがめちゃうまだった。
▲ロシア語よりも読めない
ボルシチは付け合わせと一緒に出され、丁寧に食べ方を教えてくれました。白いクリームみたいなのを入れて食べるらしい。なるほどこれはおいしい。黒いケーキみたいなのは白いペラペラしたやつを重ねて食べる、ふむふむ。チョコレートケーキみたいだな......苦っ!なんだこれは!後から地球の歩き方を見て黒パンだと知る。
▲これが噂のボルシチ
オレンジティーはポットで出てきました。日本ではオレンジジュースとメロンソーダしか飲まないので予期してなかった。思ったよりオレンジ感強めで激甘。熱いことでさらに激甘。おいしいけどこんなに飲めないので1杯だけ頂きました。
▲火にくべられていてオシャレ
満足の初日ごはん、1200pくらいでした。観光地のちょっといいお店だったのでこんなもんでしょうか。この後はホステルに戻り、寝ました。ではまた。
おひさしぶりです
生きてます
半年以上放置していたので「ああ、やっぱ死んだのね」とか思われてたかもしれません(そもそも見てた人はいなかったかもしれないけど)。前回の記事の後、無事にロシアに行き、無事に観光を済まし、無事に帰国しました。旅行前はウッキウキでクソどうでもいい記事投稿してたくせに、全部終わったら燃え尽きました。
言い訳をすれば、大学が忙しかったということにしておきたいです。これから少しずつ、旅行であったことを文字に起こしていこうと思います。
ロシア旅行の準備(2)
ビザ取得
出国と帰国の日程が決まったのでビザを取ろうと考えました。ビザなんて取ったことないので何度もググりました。バウチャーって何....?
どうやら滞在時期と滞在地域、滞在する場所(ホテルなど)をバウチャーに登録してそれ通りに行動しなくてはならないみたい。めんどくさ....。だから人気ないn
予定がまだ分からなくても空バウチャーってのを作ればそれでビザは取れるらしい、けど大使館が遠すぎるので代行業者を利用しました。私が利用したのはロシアビザーズという業者です。適当に調べた感じでは1万円超えるところも多かったのですが、ここはバウチャーと観光ビザで6200円と安かったので選びました。
このサイトで必要情報を入力して申し込みすれば請求書が送られてくるので支払いをします。すると書類がpdfで送られてくるので印刷して写真を貼って著名してパスポートと一緒に送れば完了です。簡単すぎて不安になるくらいです。
私はこの時点ではホテルを決めていなかったので、ホテルの入力欄を空欄にして、備考欄に「ホテルはまだ分かんないので適当に書いといてください。」とか舐めたこと書いたけど大丈夫でした。代行業者利用でも空バウチャー作れるんですね!
この後2週間くらいで届きました。その間音沙汰が無かったので「私のパスポートは闇市場に流されてしまった。」とか考えていました。杞憂でしたね。
日程
ビザを待っている間滞在中の日程を決めました。本当は自由旅行とかしてみたいけど、一人で行ったことある場所なんて東京ぐらい。3月のロシアで露頭に迷ったりしたら死ぬと思ったのでしっかり計画を立てていきます。滞在期間は18日間ですが4都市で観光するとなるとちょっと短い。移動が長いのでウラジオストクとモスクワとサンクトペテルブルクは2日ずつ。メインのイルクーツクはしっかり4日間。
地球の歩き方を見ながら各都市の行きたい場所にチェックしてたら思ったよりたくさんに。2日じゃ無理やろって量を分刻みで計画立てていきます。定休日に注意。
シベリア鉄道以外で使う交通機関も全て調べます。空港から駅、駅から空港。特に後者は遅れると大変なので前後の出発時間もメモしておきます。モスクワ⇔サンクトペテルブルクの高速鉄道も、どの列車に乗るか決めておきます。夜行列車の赤い矢号も素敵ですが、女の子は寝る前の準備が色々面倒なので寝台はシベリア鉄道だけにしておきます。
料金や時刻は全て調べておきました。ロシアでは英語が通じるかさえも分からないので現地では何も調べなくてもいいようにしておきたかったからです。
買い出し
旅行に行くにはいろいろ買わなくてはなりません。今回は冬のロシア、日本で着るような服では全然ダメ。最悪-20℃くらいになることを想定して全身買い揃えていきます。帽子からコート、ブーツや靴下まで。これが思ったより高くついて、予算が大幅に引き上げられました。足りないかもしれない(^^)
一番高かったのはカメラバッグ。これまでは首からペローンと下げたり、ショルダーバッグにポイーと突っ込んだりしていたのですが、さすがに海外ではできないな....と。小さなミラーレスなのですが私にとってはたいそう高価なものなので壊れてもらっては困るのです。途中で使えなくなったら激萎えだし。カメラ以外にもいろいろ持ち運べる2気室のものを選びました。
ロシアに限らずヨーロッパのことは信用していないので防犯グッズも買いました。クレカとパスポートのスキミングを防止するケース、リュックのチャックをロックする南京錠、先日財布を無くして大変な目に遭ったのでGPSも。財布無くすと本当に大変ですよ。なんでも一纏めにせずリスクは分散させましょう。
心の準備
2か月前に飛行機調べたり1か月前に日程考えたりしていた時はウッキウキだったのですが、2週間前になってとても不安になっています。私はあまりしっかりしていないので、トラブルが起こったらどうしよう、事件に巻き込まれたらどうしよう、大統領選が近いしテロとか起きたらどうしよう、とかもう色々。でも大丈夫、もう飛行機はキャンセルできません。天才。死んだら寿命、大丈夫。
ロシア旅行の準備(1)
はじめまして。はぐれメタルを名乗るわけでドラクエは好きですがⅪしかやったことないにわかです。はじめての一人旅を決めたので記録を兼ねて、他の誰かと共有できたらいいなと思いこの場を作りました。
また、ロシアは旅行誌がとても少ないです(特にシベリア地方)。なので、旅行先のことを調べる際に実際にロシアに行った方々のブログをたくさん参考にさせてもらいました。私も同様にロシアのことを記録することで、ロシアが気になっている誰かの参考になれればなと思っています。
ロシアに向けて
私がロシアに興味を持ったきっかけは、ある日SNSで流れてきたバイカル湖の御神渡りの写真でした。ミラーレスカメラを買ったばかりの私は技術は全く無くとも、綺麗な風景というものに興味持ちまくりでした。「バイカル湖 御神渡り」で検索してみると宝石のような写真がたくさん出てきます。どうやら湖はイルクーツクにあるらしい。イルクーツクにはシベリア鉄道で行けるらしい。シベリア鉄道?学生っぽい!
▲Wikipediaの画像
私は大学に通っていますが、これまでだらだらと過ごして気づけば3年。卒業まであと僅かであると気付いてとにかく「大学生っぽいこと」をしなくてはならないと必死だったのですぐに「これだ!」となりましたね。
この時点がたぶん12月くらい。御神渡りは2月終わりから3月中旬でしか見られないらしい。決行は春休みで決まりだ。
旅行ガイドブック
先に言いましたが、全然情報がない。県内で1番でかい本屋で探しても地球の歩き方とるるぶしかない。ネットで探してもその2つしかない。どうやら本当に2つしかないらしい。るるぶはモスクワ周辺の都市部の情報しか載っていません。シベリア鉄道横断マンに残された選択肢は地球の歩き方のみです。
地球の歩き方はロシアの中でも薄いシベリアと厚いロシアの2冊に分かれています。この厚いロシアがロシアだけじゃなくてロシアの隣の国の情報も含まれているためなかなか重い。両方持っていくのかと思ったらすでにしんどくなりました。でもやっぱ地球の歩き方はいいですよ。観光地だけじゃなくて入国の仕方とか空港の地図とか、とにかく現地で何をどうしたらいいかが分かる。あと、どこか行く度に本棚で増えていくのが楽しい。
▲シベリアのほうが広いのに
シベリア鉄道
旅の計画を立てる際にまずはシベリア鉄道を調べました。シベリア鉄道に乗るからには東の端から西の端まで制覇してやろうと思いました。大学生なので。
東はウラジオストク、西はモスクワまであるらしい。私はロシア号で東から攻めていくことにしました。ウラジオストクから目当てのイルクーツクまでは2泊3日、イルクーツクからモスクワまでは3泊4日もかかるみたい。
切符は旅行代理店やネットで購入できるけど現地で買う方が安いらしい。苦学生なので「じゃあ現地で」となります。満席だったらとか考えません。その時は、その時。
どこに行こう
地球の歩き方とブログを読み漁って、自分が行きたいと思う都市を選びました。でもやっぱイルクーツク以外に目がいかない。サンクトペテルブルクは人気らしい。せっかくだし行っとくか。
サンクトペテルブルクまではシベリア鉄道の西の終点モスクワからさらに高速鉄道に乗り換えて北に向かいます。
飛行機
行く時期と鉄道の日数、滞在する都市が決まったので次に航空券を探しました。イルクーツクに行く時期が御神渡りを見れる次期に被るように、かつ、往復の総額が安くなるようにと考えたら結構大変でした。結果、成田→ウラジが2万円ほど、モスクワ→成田で4万円ほどで、往復で6万円ちょっと。相場がわからないので何とも言えませんが距離の割には安くついたかな?夏はオンシーズンだからもっと高そう。
行きはエアロフロートというロシアの航空会社です。多分ここが一番安い。帰りは名前忘れたけど中国の航空会社。中国のどっかで乗り換えるので2日かかります。節約のためなら時間は惜しまない。飛行機が落ちても寿命だったと思えば大丈夫。大丈夫。
どちらも一番安いプランにしたのでキャンセル料は100%。怖くなっても逃げられないように自らを追い詰める。留年したら、とか考えない。